日本を離れて11年。豪州メルボルン在住、一人旅が大好きでブラジルやキューバなどのラテン音楽にぞっこん猿の私の地球旅日記。 本家「大江戸カンガルーSAMBA CARAMBA!」から旅日記だけこちらに移転。さらに進行予定。本家ブログもどうぞよろしく。
"If your soul is no stranger to you, the whole world is your home"
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2007/12/22 ---- ブラジル・バスの旅 居眠りは計画的に
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2007/09/22 ---- 黒い鶏とタツノオトシゴ Porto de Galinhas, Maracaípe
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昨日は映画 Babelバベル を見ました。私の行く劇場は月曜半額な上、公開直後だったので、ものすごく混んでいました。
日本、モロッコ、カリフォルニア・メキシコと舞台が来週からの私の旅と妙にシンクロしている上、日本シーンの女子高生の髪に私と同じ赤のストリークが入っていてちょっとムズムズしながら見てました。
南米に行くのは3,4年ぶりです。旅の前に前回の旅をダイジェストで。最初はキューバ。
オーストラリアから南米に行くチケットはなぜかバカ高いので、ワンワールドの世界周遊チケットで行った前回の旅。(そっちの方が安くついた。)でも、アメリカがキューバのことを嫌いなのでキューバ行きをワンワールドに含むことは出来ません。いじめです。メキシコまでのチケットを取って、そこから別料金で別チケットを買いました。
キューバの暮らしは裕福とは言えません。とにかくモノがないわ、建物は今にも崩れかけそうだわ。そして国際的な経済制裁によって外国との交易に制限があったので、車は味のあるクラシックカーがあちこちに走っています。出国制限の厳しいキューバではそんな状況とやっちゃいけないと言われると逆に無性にやりたくなる人のサガからか出国に対する一種の憧れを抱く人が結構います。話し始めて5分で結婚を打診されることも。
ただ、本当に外の暮らしがいいのかどうかは、人それぞれ。私の友達のキューバ人は以前はメルボルンでミュージシャンをやっていましたが、今はキューバに戻って音楽を続ける傍、キューバ音楽の源にもなっているアフリカ伝来のサンテリアという宗教の牧師さんになっています。私のハバナ滞在中も色んな人が相談にきてはその度にまじないのようなものやら、色んな儀式をやっていました。メルボルンのラテンミュージシャンやその仲間がハバナに来るときは皆彼を訪ねるので自称ハバナ駐在メルボルン大使館です。
チェゲバラを崇拝するメルボルン在住のラテン友人の一人は、モノに執着しない人なのでキューバでの暮らしは理想郷だと常々言っています。共産主義のキューバでは一生懸命働こうとゆったりしようと収入に差し障りはありません。医師など特別な職業でも給料は平等主義にのっとっています。そんなわけで皆ゆったり暮らしています。医療と教育は全面的に無料で、大学までタダでいけます。だからモノがない割りに、ブラジル、ペルーなど他の南米各地で多数みたストリートチルドレンや物売りの子供を見かけません。
外国人との接触制限はかなりあって、政府認定の宿でなければ、外国人を泊めるのは違法になります。どこも一定の宿泊料金で格安宿とかはありません。タクシーとかでない限り、外国人観光客を車に乗せるのも違法です。友達と皆で現地の人の車に乗ったとき、警察に見つかったら運転手の彼女だと言うように友達に言われました。
そして、キューバは音楽とシガーとラムとコーヒーな国です。普段はお茶・紅茶派の私もキューバでは行く家行く家でコーヒーを入れてもらってすっかりこの小さなカップに入った砂糖たっぷりのキューバコーヒーに慣れてしまいました。タバコも吸えない私には葉巻はどうでもいいアイテムですが、ラムは好きなので、安くておいしいラムを毎日満喫。現地の人は若い女の子もおばあさんもこのラムをストレートでグイグイいって流石です。私はコークなしではのめません。
音楽はやっぱり皆大好き。歌も演奏も踊りも盛んで、素敵に最高です。老いも若きも男も女もホント皆踊りがすごいの。サンテリア牧師の甥で4歳くらいの男の子がいたんだけど、その年にして、パター(キューバの打楽器)は叩くは、踊らせればサルサのステップを踏み、その上自分の叔母相手に体を震わせてとんでもなくセクシーなダンスを踊るので、ぶったまげました。
外国人の使う通貨と現地ペソの価値が格段に違うため、ハバナには外国人相手にお金を稼ごうという人も結構いるので、行った最初の数日は本当にいい人なのかお金が目当てなのかを常々考えなくてはならない状況に嫌気が差したりもしましたが、慣れてくれば大丈夫です。現地の人もこっちを見慣れて来るのでだんだん色々言ってこなくなります。ある時現地の女の子に道で呼び止められ、ハバナに良く来ているメルボルンのスーパーコンガ奏者に手紙を渡して欲しいといわれました。私がサンテリア牧師の所にたむろっているのを見て、メルボルンの人だとふんだらしい。あってます。皆よく見ています。
滞在中色々あったけれど、帰ってくると恋しくなるところです。交易制限のせいで独自の文化色豊かなすごく特別な忘れられない国です。
日本、モロッコ、カリフォルニア・メキシコと舞台が来週からの私の旅と妙にシンクロしている上、日本シーンの女子高生の髪に私と同じ赤のストリークが入っていてちょっとムズムズしながら見てました。
南米に行くのは3,4年ぶりです。旅の前に前回の旅をダイジェストで。最初はキューバ。
オーストラリアから南米に行くチケットはなぜかバカ高いので、ワンワールドの世界周遊チケットで行った前回の旅。(そっちの方が安くついた。)でも、アメリカがキューバのことを嫌いなのでキューバ行きをワンワールドに含むことは出来ません。いじめです。メキシコまでのチケットを取って、そこから別料金で別チケットを買いました。
キューバの暮らしは裕福とは言えません。とにかくモノがないわ、建物は今にも崩れかけそうだわ。そして国際的な経済制裁によって外国との交易に制限があったので、車は味のあるクラシックカーがあちこちに走っています。出国制限の厳しいキューバではそんな状況とやっちゃいけないと言われると逆に無性にやりたくなる人のサガからか出国に対する一種の憧れを抱く人が結構います。話し始めて5分で結婚を打診されることも。
ただ、本当に外の暮らしがいいのかどうかは、人それぞれ。私の友達のキューバ人は以前はメルボルンでミュージシャンをやっていましたが、今はキューバに戻って音楽を続ける傍、キューバ音楽の源にもなっているアフリカ伝来のサンテリアという宗教の牧師さんになっています。私のハバナ滞在中も色んな人が相談にきてはその度にまじないのようなものやら、色んな儀式をやっていました。メルボルンのラテンミュージシャンやその仲間がハバナに来るときは皆彼を訪ねるので自称ハバナ駐在メルボルン大使館です。
チェゲバラを崇拝するメルボルン在住のラテン友人の一人は、モノに執着しない人なのでキューバでの暮らしは理想郷だと常々言っています。共産主義のキューバでは一生懸命働こうとゆったりしようと収入に差し障りはありません。医師など特別な職業でも給料は平等主義にのっとっています。そんなわけで皆ゆったり暮らしています。医療と教育は全面的に無料で、大学までタダでいけます。だからモノがない割りに、ブラジル、ペルーなど他の南米各地で多数みたストリートチルドレンや物売りの子供を見かけません。
外国人との接触制限はかなりあって、政府認定の宿でなければ、外国人を泊めるのは違法になります。どこも一定の宿泊料金で格安宿とかはありません。タクシーとかでない限り、外国人観光客を車に乗せるのも違法です。友達と皆で現地の人の車に乗ったとき、警察に見つかったら運転手の彼女だと言うように友達に言われました。
そして、キューバは音楽とシガーとラムとコーヒーな国です。普段はお茶・紅茶派の私もキューバでは行く家行く家でコーヒーを入れてもらってすっかりこの小さなカップに入った砂糖たっぷりのキューバコーヒーに慣れてしまいました。タバコも吸えない私には葉巻はどうでもいいアイテムですが、ラムは好きなので、安くておいしいラムを毎日満喫。現地の人は若い女の子もおばあさんもこのラムをストレートでグイグイいって流石です。私はコークなしではのめません。
音楽はやっぱり皆大好き。歌も演奏も踊りも盛んで、素敵に最高です。老いも若きも男も女もホント皆踊りがすごいの。サンテリア牧師の甥で4歳くらいの男の子がいたんだけど、その年にして、パター(キューバの打楽器)は叩くは、踊らせればサルサのステップを踏み、その上自分の叔母相手に体を震わせてとんでもなくセクシーなダンスを踊るので、ぶったまげました。
外国人の使う通貨と現地ペソの価値が格段に違うため、ハバナには外国人相手にお金を稼ごうという人も結構いるので、行った最初の数日は本当にいい人なのかお金が目当てなのかを常々考えなくてはならない状況に嫌気が差したりもしましたが、慣れてくれば大丈夫です。現地の人もこっちを見慣れて来るのでだんだん色々言ってこなくなります。ある時現地の女の子に道で呼び止められ、ハバナに良く来ているメルボルンのスーパーコンガ奏者に手紙を渡して欲しいといわれました。私がサンテリア牧師の所にたむろっているのを見て、メルボルンの人だとふんだらしい。あってます。皆よく見ています。
滞在中色々あったけれど、帰ってくると恋しくなるところです。交易制限のせいで独自の文化色豊かなすごく特別な忘れられない国です。
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