日本を離れて11年。豪州メルボルン在住、一人旅が大好きでブラジルやキューバなどのラテン音楽にぞっこん猿の私の地球旅日記。 本家「大江戸カンガルーSAMBA CARAMBA!」から旅日記だけこちらに移転。さらに進行予定。本家ブログもどうぞよろしく。
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サルバドールで次はどこに行こうか他の旅人の話も聞きながら色々思案の上、北上してRecife と Olinda に向かう事に。安い便があったので飛行機で一っとび。ブラジル国内の移動は発着の場所によって、飛行機の方がバス移動より1/5やはたまた1/10の速さでいける上に安かったりします。それに夜のバス移動は何かと物騒な話も耳にするし。
Recifeに着いてそのまま直で隣町とも言えるOlindaにローカルバスで移動。着いた早々夜になるとなにやら音楽が。慌ててホステルの外に出ると、何とパレードが!リオよりもちょっと長い日程のサルバドールのカーニバル。しかもその長いカーニバルが終わってまだ2日ほどサルバドールにいたのでまさかまだカーニバルが続行している地があるとは思いませんでした。思いがけず2箇所でカーニバル。Recifeのカーニバルが一番長いらしい。
大人気歌手や海外のビッグアーティストが多数押し寄せてパレードして狂喜乱舞なカーニバルとなるサルバドールとうって変わってこちらオリンダはとっても地元に根ざした家庭的な雰囲気のパレード。カラフルにチーム毎着飾った子供からお年寄りまで和やかに踊ってパレードしていきます。
その後町は夜遅くまでぱらぱら(ぎゅうぎゅうという感じではなかった)と人が通りに出て飲んで歌っている。飲み屋の前の道端でギターを弾いていた地元の酔っ払い達に近づくと一人が壊れたバケツを持ってきてドラムを始める。これが無茶苦茶ウマイ!この酔いどれ親父はギター弾かせても天才的に凄かった。楽しくてずっとその輪に一緒にはまっていたら、私の知ってる歌を演奏し始めたので皆と一緒に歌い出したら、隣の酔いどれおばさんが椅子とか出して来てくれた。別の親父は店の中に入って行って空缶とお米でシェイカーを作ってきてくれて渡してくれた。私は私でいい気になって好きな曲をリクエストしまくって皆で歌って演奏して、、、楽しい、楽しい、楽しい、楽しい。至極の時を過ごしました。
翌日からホステルで会ったオージーの女の子とドイツ人の男の子とオリンダを散策。オリンダはすごくかわいくてのどかで素敵な所です。サルバドールの旧市街地のようにカラフルに色塗られた建物。で、サルバドールは建物が高くて近くにひしめき合っているからビルの陰ができて全体的にもう少し暗いイメージだけど、ここは陽射しが燦々。
そして、小さな田舎町なのに教会がやたら多い。町のインフォセンターで教会マップを手に入れてぐるぐる回る。と、地図上のある教会に着くとそこは昼休みで閉まっていて、でもそこから50M程先(この目測は私をよく知る人なら分かるでしょうが、全く自信がありません。300Mなのかも知れません。でも極近かったです)にマップには載ってない教会が見える。行ってみようということになって近づいてみた。
近づいていくとやはりドアは閉まっているよう。立ち止まって様子を伺いながら引き返そうとしたその時、中の鐘を鳴らす塔の窓から人が手招きしているのが見えて、慌てて教会に向かう。入り口が分からずうろついていると、さっきの男が出てきてドアを開けてくれた。
聞けば、この男はアーティストで8年前にこの教会を買って、作品を作りながらずっとココに暮らしているらしい。一般人の家だから教会マップにも載っていなかったのです。スリムな茶色い犬と一緒に暮らしていた。教会内のあちこちに彼の作品が飾られていて同居の犬の絵も。何だか凄く素敵な暮らしに見えた。さっき手を振ってくれた屋根裏っぽい鐘の塔まで上がってくると、ココがまた本当にいい感じ。皆で腰掛けてしばらくうっとり。一緒にいたオージーの女の子は自身もアートをするようでしきりに「いいな」とか「こんな暮らし夢だわ」を連発していた。このアーティストにいつもこうやって知らない人を招き入れるのかときいたら、気が向いたらとのこと。ラッキーだったわ、私達。っていうか良く考えたら、危ない人だったら取って食われていたかもしれない。ラッキーだっ
たわ、普通の芸術家で。
教会を後にしてから、彼の写真、それに彼の犬とその犬を描いた絵を一緒に写真に撮ってこなかったことを非常に後悔。何度も引き返そうかとも思ったけど、また行っても中に入れる確証がない上、かなりの坂の上だったのでその労力をかんがみて断念。
暑い中歩き回ったので、道端でブラジル各地恒例のAgua de Coco(ココナツジュース)を買う。ドイツ人の子が皆に奢ってくれた。生のココナツをそのままナタで上部を豪快に切り取りストローで中の天然ココナツ水を頂くのです。飲み終わった後は再び買った人の所にもって行くと大きくぶった切ってくれて、さらにぶった切った部分を使ってサジのような物を作ってくれてそれで中の白い部分を掻き取って食べるのです。私はこの中の水も身も含めて、Cocoが大好き。で、ここでブラジルを旅する皆さんに極秘情報です!何故だかここOlindaとRecifeのCocoはすっごく甘くておいしいのです。リオやサルバドールの比じゃないの。ここが私のブラジルの北限だったから、それ以北は分からないけど、もっと北に行ってアマゾンとか行ったらもっと甘いのかもしれない。Olinda,Recifeに行った際には是非ともお試し下さい。暑くて脱水症状気味な時はこのCocoの天然水が本当おいしく気持ちよく体に染みていきます。
中南米情報
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スリリングですねえ、いいな。
偶然見つけて楽しく読ませてもらいました。ブラジルのカーニバルかあ、うん、いいっ!スリリングさがたまらなくいい。いい旅してますねえ。僕もメキシコにいましたが、そこまでじゃないです。ブラジル、俄然行きたくなりました。