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運良く大好きなエスコラのマンゲイラ とべジャフローの日にリハを見に行けることになった私とホステル軍団。地下鉄で向かうと、駅を出たところからもうすごい人!駅からサンボドロモ会場まで立派に屋台もたくさん出ていて、リハーサルと言えども、皆もうお祭りする気満々です。駅を出てすぐに会場であるサンボドロモが見えて、チラッと見える観客席には旗を振っている人たちで埋め尽くされていて、ここで既におおーっ!と無性に駆り立てられる私。
サンボドロモに到着するも、開始時間近くに行ったので、どこも既に人数制限してるのかあちこちのゲートがしまっていてなかなか入れない。各地で入れろ入れろ!の大コール。皆でゲート難民です。どこのゲートがまだ開いているか分からないので、えさを探すアリ達のように誰もが思い思いの方向へ右往左往。私たちも人ごみの中、スタジアムの回りをあっちへこっちへ入り口めざして徘徊すること20分あまり、終に今正にゲートを開けるという所に遭遇。でも、突然一つ開いたので、その周辺の例の「さまよえることアリのごとき」の群集が餌を見つけたアリの大群のようにどっと押し寄せ、その怒声とも歓声ともつかない雄たけびと共に狂喜乱舞になだれ込んむ。その様子に私たちツーリストのみならず、一緒に行ったホステルスタッフのブラジル人さえもちょっと引き気味。ちょっと乱闘気味な所まで。もうこんな所では公共マナーも何も通用しません。弱肉強食、サバイバル、入った者勝ちのシンプルな世界。
どうするどうする?としばらく考えたあと、皆で手をつないで突撃。押し合う集団と叫び声にもみくちゃにされながらなんとか潜入成功。連れてきた責任もあるし、とりあえずみんな無事に入れて良かったとホステルスタッフが一番心配していました。でもこの場所、あとでパンフチェックしたら、このサンボドロモの中でも一番いい席(本番で一番高い席)のエリアだったみたいで、ラッキーでした。
私達の周りにはその日1番目のエスコラのマンゲイラのファンがいっぱいでその旗を振る人で溢れています。一緒に行ったスタッフの一人はその日の2番目のエスコラのベジャフローのファンというだけでなくアンチ・マンゲイラでもあるらしく、「落ち着かない。」とそわそわしていて面白かった。とにかく暑い日で周りにいたおばちゃんというかおそらくもうおばあちゃん的なご婦人方とその家族のビールの消費量がまあすごい。このおばあちゃん達、息子であるだろうオヤジと対等か、それ以上に飲みまくっては歌って踊る。超元気です。そういえば、この会場では1時間半踊り続けるパレードのダンサーよりも何よりも、このドリンク売りが一番大変そうだった。立っているだけでクラクラくるような超熱帯夜、しかもただ手ぶらで歩いて回るだけでも大変な人ごみの中、ドリンクと水や氷がたっぷり入ったクーラーを頭上に抱えて、ホントに滝のように流れる汗をモノともせず人ごみの中を売り歩く。罰ゲームにも程がある。
パレードは各エスコラその年のテーマがあり、幾つかのセクションに別れてそれぞれ違った振り付けや衣装でパフォーマンスしながら一つのストーリーを構成していきます。一つのエスコラのパレードが一時間半もあって、びっくり。よくこれだけの人やセクションをオーガナイズできるものだと超感心。ブラジル人なのに(笑)、、、ってのび太のくせにみたいな。時間によっても減点とかあるみたいで、結構時間通り。ブラジルなのに、、、またまた失礼。本番では一日にパレードするエスコラは7つ位のはずだから、全部通して見るには優に10時間は超えます。パレード来る時は皆立って見てるし、踊ってるし、この暑さの中ではちょっと有り得ないエネルギーが必要。だから当日は皆好きなエスコラの時間中心で来て全部見ずに帰ったり、様々らしいです。でも全部見る人もいるんだろうな。
リハーサルの段階ではリオのカーニバルの名物であるコスチュームは完璧ではありません。着ている人達もいますが、全員ではありません。冗談抜きでまだ作っていたと思います。カーニバルの2,3週間前だったし。山車も各エスコラひとつずつで、人が乗って歌ったりするステージ付きの大型トレイラーも一つを各エスコラでシェア。そういうわけで、見かけの華やかさはやはり本番とは比べようもないでしょうが、ダンスの振り付けや並んで歩く隊列など全てばっちりだったし、カーニバルがどのように行われるのか見るのには十分で、すごく楽しかったです。一緒に行ったブラジル人スタッフも、リハーサルには始めてきたけどこんなに本番みたいにちゃんとやるとは思わなかったと言ってました。
ここで、リハーサルリポート終了までもうちょっとですが、恒例の つ・づ・く!
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