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日本を離れて11年。豪州メルボルン在住、一人旅が大好きでブラジルやキューバなどのラテン音楽にぞっこん猿の私の地球旅日記。 本家「大江戸カンガルーSAMBA CARAMBA!」から旅日記だけこちらに移転。さらに進行予定。本家ブログもどうぞよろしく。 "If your soul is no stranger to you, the whole world is your home"
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やっとカーニバル本番の話までやってきました。ちなみにカーニバルは2月の中旬くらいにあったから、5ヶ月遅れの記事。

ボイペバ島での予定を延長してカーニバル前夜にサルバドールに戻って来た私。帰ってきたら、ホステルのスタッフや泊まり客の旅仲間達にどうしたの?大丈夫だった?と口々に言われました。メールをチェックしたら「皆心配しています、無事なら返信して」みたいなメールもその仲間から入ってた。ボイペバ島ではメールできる所まで1時間ちょっと灼熱のビーチを歩かなくてはならない上、島でのネット代はものすごくかかるので外界との通信には殆ど関わらず過ごしていたので、サルバドールの皆には連絡せず仕舞いでした。この日辺りに帰って来ると言っていただけだったので、こんなに心配されているとは思っていなくて申し訳なかったけど、一人旅なのに周りに心配してくれる人たちがいるってちょっといいなと不謹慎なことを思ってました。

さて、以前のポストでカーニバル中の割りと安めのホステルを見つけたと書いたのですが、実はその後同じホステルに後から来て仲良くなったNYからの女の子達からカーニバル中の宿にアパートのようなものを借りたけど、まだ人を入れられるから来ないかと誘われました。ボイペバ島に行く前日のことでした。ホステルよりもさらに割安だった上、カーニバル中のパレード会場にもごく近かったため、そちらに即決定。運良く諸事情により前金を一切渡していなかったので、最初に予約していたホステルは文句を言われながらも無傷でキャンセル。

NY娘達はその日の昼間にアパートの方に移動していたので、彼女達からのアパートのアドレスが書いてあるメッセージをもってホステルに預けておいた大荷物と共にタクシーで移動。無事アパートで合流し、私は旅疲れと翌日からのカーニバルウィークに向けてちょっとお休み。

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なんだかんだで翌日に例の町まで戻るとバス乗り場でデンマーク人の友達のヤン君と無事合流。二人揃って前日に島に行きそこなった事などを笑いながら話し、1週間ぶりの再会に喜びながら島へと向かう。

数時間のバスの旅の後半はコレでもかと言わんばかりの凸凹具合。びょンびょン座席で跳ねながら何とかフェリー乗り場に到着。フェリーでマングローブの森を抜けてドンドン行くと「おお!コレが私たちが行く楽園なのかー!」と二人で大喜びするほどのいい感じの島にたどり着く。
バスの中であったブラジル人の旅行者や、フェリーの中で会った旅人の女の人が二人ともMorereというビーチがいいと言っていた。そういえばサルバドールで会った日本人の子も裏側のビーチがいいと言っていたのでココのことかも、という訳でそれに従ってMorereに行く事に。ジープに乗ると高いので、ビーチ沿いをひたすら歩いてみる。
かんかん照りの中私は大荷物をサルバドールに置いてきたけど、ヤンは大荷物を背負いながら、ひたすらビーチに沿って歩く。途中で荷物を運ぶの手伝ったり、ひざ程まである河を渡ったり、ちょっとした冒険しながらMorereに到着!

そこでブラジルのベロ リゾンチというところから来ていた若いブラジル人のカップルと出会う。彼氏の方はブラジル人としてはめずらしく英語が話せてヤンがポル語を結構マスターしていたのも気に入られて、島にいる間のいい遊び仲間、飲み仲間となった。ここはどう?って聞いたら「ここにはすっごくたくさんの「何にもない」がある」といってしょっぱなから笑わされた。ちなみにこの島に来る道中や島で会ったブラジル人が皆ベロリゾンチから来ていてどこから?と聞いてこの単語が返ってくる度にヤンと顔を見合わせては笑ってました。実際ヤンが翌月に訪れる予定で、皆が出てくるなんてはソコはよほど嫌な場所に違いないと二人で冗談を言っていました。



「何にもない」はそれこそ、サルバドールに疲れていた私が正に欲していたもので、すごく楽しく充実した充電時間を過ごしました。私もヤンも気に入って、滞在予定を数日延長して楽しく過ごしました。「何もない」ので、アクティビティは自分たちで作らなくてはいけません。ヤンがジャグラーだったので、お手玉や棍棒のトリックを一緒に練習したり、島の中や違うビーチを散策したり、泳いだりハンモックで休んだり、ボイペバ島の歌を作ったり、夜には私がサルバドールで会った別の旅人にも会って彼がギターを持っていたので、皆で回し弾きしながら歌ったり、ヤンがリオで知り合った人にも偶然再会して皆でキャンプファイヤーを作ったり、何もない島をコレでもかというくらい堪能しました。何もないから漆黒と化す夜に、ビーチで蛍を見たのも初めての経験でした。ちょっと素敵。子供の頃はよく夏の夜にウチの周りで蛍を見たけど。山の子なのでウチの周りにビーチはない。ヤンは蛍見たのは生まれて初めてだと言っていた。私が星がたくさん見えすぎて点々が気持ち悪くて星酔いしそうだと言ったのが、何故か皆のツボにはまったようで島にいる間ずっと星酔いコメントについてやいのやいの言われました。山の子代表の私としては中学生の頃の西駒登山の夜以来の星酔い体験でした。


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ヒーロー君が颯爽と去ったので、とりあえず荷物を置いて夕飯にとビーチの方に出ました。リゾート島なので、ビーチ沿いにたくさんのレストランが出ています。ビーチに出てすぐに向こうから歩いてきた三人組に声をかけられて、見ればサルバドールで同じバックパッカーズに泊まっていた三人。アルゼンチン人の女の人二人組とイギリス人の男の人。どうしたの?というので、事情を言うと、とりあえず僕らご飯食べるところだから一緒にどう?ということで、到着早々ハルチカ御一行(約一名)、食事の連れができました。

実は宿を探し回っている間もやはりサルバドールのバックパッカーズで会った別のアルゼンチン人の女の子2人組に会っていて、やはりサルバドールからの一番のリゾート地らしくそこから流れてくる旅人多しです。皆で夕飯を食べていると、ふとパーティーの無料招待券のことを思い出して、その3人組にあげました。いたよ、友達。そのパーティーのことは知っていたみたいで喜んでいました。

券のことを言った瞬間にイギリス人の彼が 「やっぱりな!分かってたんだ!」と言うので、何が?ときくと、私と一緒にいれば何かラッキーな目に会うに違いないって分かってたんだ、と言いました。サルバドールにいた頃、私がよく前の晩にある人に会ってタダで入れてもらったとかいう話が多かったので、その頃彼が「よし、今夜は一緒に遊びに行こう!」とよく冗談を言っていた延長での発言でした。彼はついでに一緒にボイペバ島に来たがっていましたが、女の子達が旅の日程や経費の面で渋っていたので断念しました。

確かに旅にでると私のラッキーの数がグンっと上がります。実際島でヒーロー君や飯の連れに会えたのだってラッキーの一環。こういうのは思い込み半分以上だろうけど、思い込みでもそれで本人が楽しければいいのです。ラッキー伝説、自己暗示術。

夕食後、ネットカフェに。おしなべて島のネットは滅法高いです。ココもしかり。メールだけチェックすると、ナント一緒にボイペバに行くはずのデンマーク人の彼は、その日モホを出てボイペバに行こうと私がバスを逃した町に着いた時、やはり私同様バスを逃していたらしく、そのままその町で一泊していることが判明。笑っちゃいながら、実は私もバスを逃し、その日の朝まで彼がいたモホに来ている由を伝え朝一で彼が泊まっている町に戻ることを返信した。直接モホからボイペバまでフェリーで行けるのだけれど、それだとかなり高くつくことが分かったからです。 という訳で、2日掛かりで翌日やっとボイペバを目指すことに。




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英語の分かる助っ人青年の出現で、一路モホ・デ・サンパウロに向かうハルチカ御一行(約1名)。

バスの中では、その青年に同じ位の年の頃の別の青年、地元の酔いどれ親父や、やはりモホに帰宅中の女の人や、私同様旅人のイスラエル人の男の子2人組など周りに座っていた人たちと皆でワイワイなんだかんだと話をして、見慣れぬフルーツをご馳走になったりしながら和気藹々。
見知らぬ者同士が、まるで知り合いにでも会ったかのように普通に話し始められるのがまた素敵。皆とても親しげに話すので、何度も「あの人は知り合い?」と聞いてしまいましたが、皆初めて会った人達らしい。

バスからフェリーに乗り継ぐと、船上ではモホ島について色々話をしてくれるお助け青年。彼の名前をもう忘れてしまいましたが、島でのパーティーなどのイベントのプロモーターをやってるとかで、無料招待券をもらいました。明日の夜にあるというので、明日朝には島を出るから行けないと言うと、気が変わって長く滞在するかも知れないから、もしそうでなければ友達にあげればいいと言われました。もちろん総勢一名のハルチカ御一行、あげる友達など島にいませんが、有難く頂いておきました。彼も、近くに座っていた地元の女の人も絶対ボイペバよりモホの方がいいから、予定を変えてここにいればいいじゃないと言ってましたが、パーティーなリゾート島よりも今は静かな何もないところに行きたいと言ったら納得してくれました。

島に着くと入島税を払わねばならず、あいにく財布の中のお金がぎりぎり足りなくて大きなお金は大きな大荷物の中。しぶしぶ荷物を開けようとすると、件の青年がそれを制してナント足りない分を払ってくれるではないですか!!!ショック、ショック、ショック!!金額にしたら数十円で大したことないと思うでしょうが、サルバドールからやってきた私にはこの行為がいかに画期的であることか。親切にしてくれるなあ、と思うと最後に必ずお金をせがまれ、町で写真を撮れば被写体となった地元の人からお金をせがまれ、楽器を弾かせてやろうと持ちかけておいて弾き代をせがまれ、そんな町サルバドールからやって来た私には、何十円とはいえ現地の子に逆に払ってもらうなんて軽い、、というか、かなりのカルチャーショックです。同じ国内で。そういえば、バスから降りた時、地元の酔いどれ親父が大荷物を持っていたイスラエル人の旅人の荷物を持ってあげようとしたら、旅人達が、「大丈夫、大丈夫」と断った際も、助っ人青年が「お金じゃないから大丈夫だよ。手伝うだけだよ。」と言っていました。サルバドールで色んな事に大してMAXになっていた警戒心がパチンっと一箇所弾けた瞬間でした。

その後も彼は私のその夜の宿探しを手伝ってくれてあちこち知り合いの宿とかを見せて回ってくれました。最後に宿というよりも、タダの住人の空いている部屋みたいなところを案内してもらって、ビーチのそばで個室としては破格なお値段で即決しました。宿が決まると、「じゃ!」と言って去ろうとする彼。え?せめてビールくらいおごらせてくれというと、いいよいいよ、と言って爽やかに去っていきました。ここまでで数箇所弾けていた警戒心が、全部音を立てて綺麗さっぱり崩れ落ちた。若いのにやるなあ。サルバドールの人々とのあまりの違いに感激しちゃったよ。せめてお名前だけでも、、ってかんじ。いや、お名前は聞いてたんだけどね。ものの例えです。でももう忘れてるし。恩を忘却で返す私。でも感謝感激の気持ちは4ヶ月以上たった今でも相変わらずでござる。


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あまりに久しぶりで旅行記を書くリズムを忘れてしまいました。


とりあえず再開。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

サルバドールのパーティーな日々やその熱気や煩雑さや犯罪率に2週間でちょっと酔ってきた私は、さらにそのクレイジーさに拍車がかかるであろうカーニバル時期に向けてエネルギーを蓄えるべく、何もない素敵で静かーーな島を目指して、サルバドールで会ったデンマーク人の友達とボイペバ島を目指すことにしました。


そのデンマーク人の彼は一足早くサルバドールを出て、サルバドールからだと最も有名なリゾート島であるモホ・デ・サンパウロ に行っていたので、2人でメールで連絡をつけて同じ日にボイペバに行くことに。


ところが当日、いくつかのバスやフェリーを乗り継ぎ、最後のバスもしくはフェリーを捕まえる町でその日のボイペバへの最後のバスを逃したことが発覚。とにかくそんなに大きな観光地ではないので、本数がやけに少なく、午後2時位に最後のバスが出てしまっていたのです。


なんとかしようと、バス乗り場からフェリー乗り場に行くことに。途中で通りがかりのおじさんに道を聞いたら、私のポルトガル語が片言だったので、口で説明しても分からないと思ったのか自分が来た道なのにその道を折り返して一緒に歩き始めてくれました。そして、途中で同じ方向に歩く女の人を呼びとめ、彼女に私を託して、フェリー乗り場まで案内するように言うと、彼女も快く見知らぬ外人の私を連れて歩いてくれます。ホント、見ず知らずの人に自分の時間を割いて力を貸してくれるいい人達がわんさかいるブラジル。そのおじさんと女の人も知り合いでない可能性が限りなく高そうでした。誰とでも自然に助け合う心の余裕の幅がいつも嬉しい。


そんなこんなで、フェリー乗り場に到着するもボイペバ行きのフェリーも全て終わっていて、途方にくれていると一人の若者が声を掛けて来ました。ブラジル人にはめずらしく英語で話してきました。彼は件のリゾート島モホ・デ・サンパウロの住人で今から島に帰る所らしい。話して入る内に、どうせボイペバにいけないならば、そのリゾート島を1泊だけ見に行こうかなという気分になってきました。モホから直接ボイペバに行く事も可能らしい。モホは人気のリゾート島なので、まだフェリーもいくつか出ていました。


がっつり行き先変更決定して、その夜はモホ・デ・サンパウロにGo!です。

それでは夜着・早朝出発の短~い1泊のみのモホ体験は次回に つ・づ・く。


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