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日本を離れて11年。豪州メルボルン在住、一人旅が大好きでブラジルやキューバなどのラテン音楽にぞっこん猿の私の地球旅日記。 本家「大江戸カンガルーSAMBA CARAMBA!」から旅日記だけこちらに移転。さらに進行予定。本家ブログもどうぞよろしく。 "If your soul is no stranger to you, the whole world is your home"
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何だか最近 「キャットエンパイア」 「Cat Empire」 を検索してここを訪問される方々が突然増えて、連日数名いるのですが、どうしたんでしょう?日本でコンサートでもあるのかな。、、、と書きながら、これによってまた検索に引っかかるのを狙ってるわけではありません。でもこれで来てしまった方は12月30日の日記 とかを見てみて下さい。たいした情報は書いてませんが。いいよね、キャットエンパイア。 *ちなみにマルコの猿の名前はアメディオですよー。>「母をたずねて三千里 猿」の検索で来てしまった方へ。


さて、驚くほど引っ張っるムーミンネタですが、先日の記事をアップした後、友達からムーミンには全然似てないよというメールがぽっきり1通届きました。ということで、宣誓!メール1通分の確証付きで似てません!彼女のパートナーにも確認してくれた様で票としては2人分です。私もどうして似てると言われたか、そしてもっと言えば何をここまで意固地に否定しているかもよく分かりません。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ここから旅話

 



サルバドールではカーニバルまでの2週間パーカッションのレッスンに通いました。グルー
プレッスンも個人レッスンも両方やったけどとっても楽しかったです。惜しむらくはそこで習った事、今は全部忘れてしまいました。楽しかったからいいんだけど、次は是非録音できるものかビデオカメラ持参で。

リオの音楽に慣れていた私にはサルバドールのブラジル音楽はまたとっても新鮮でした。サンバ一つとっても結構違うのです。バテリアで使われている楽器も結構違うし。こっちの方がアフリカ音楽直輸入でサンバのオリジナルと言えるんだけど、リオサンバに慣れていた私は、サルバドールにいる間、ブラジルにいながらにして「マイ・ブラジル音楽」を恋しく思ってたりもしました。

またサルバドールには独特のそして現地では最もポピュラーなアシェーと呼ばれる音楽があります。これは日本のパラパラみたいに曲に全て振り付けがあって、皆が同じ振り付けで踊るのです。知っていればまたその一体感が楽しいんだろうけど、私はフリーのサンバが踊りたい衝動に日々駆られていました。もちろん何踊ったって禁止されてはいないんだけど、マッチしないというか浮くんだよね。


この2週間はホステルでとにかくたくさんの人達に出会った。長期ステイから、数日のみの短期ステイの人達までとにかく日替わりの仲間と遊び回りました。その中の一人、パリからやって来た彼女とその友達は、パリでサンバをやっていてサルバドールには現地のバテリアに混じってパレードで演奏するためにやって来ていました。彼女も私と同じ赤いストリークが髪に入っていて、それに親近感を覚えて話しかけてくれたのが始めです。お互いサンバを演奏することも分かって意気投合。たくさん遊び周りました。

ある夜、彼女のパリのサンバのコーディネーターの友人のビーリンバオ 奏者(ブラジル人)のコンサートがあり、誘ってくれて一緒に行きました。コンサート会場ではそのコーディネーターがなんとパリから彼女の名前を窓口に残してくれていたようで、彼女はタダで入場、そして飛び入りでついていっただけの私も何故かタダでチケットもらえてしまいました。この辺のどうにでもなる感が大好き。コンサートはビーリンバオだけでもこんなに違う音色が演奏できるのかというそれは素晴らしいコンサートでした。たくさんのビーリンバオの他にパーカッションもたくさんあって、最後は席をたってステージ前で踊りまくって素敵な夜でした。帰りには彼女のコーディネーターの知り合いと言う人達にたまたま会い、車で送ってもらえてまたラッキー。さらにそのまま彼女が前に一緒に演奏したサンバグループのライブパーティーに向かい、やはり彼女が窓口で交渉してタダで入れてもらうというコネを最大限に利用した夜。そのサンババンドも最高で、会場は明け方まで踊るのもままならない程のすし詰め状態ですごい熱気。

また別の夜には彼女のパリのサンバ仲間と現地の友達と一緒にファベラに行きました。もう一人のフランス人の子はポル語ができたので、その子とファベラの人達が話し始め、暇を持て余した私が前にあったトラックの荷台でサンバのリズムを指でたたき始めたら、もう一人のブラジル人が他のリズムをトラックで刻み、さらに他の一人が違うリズムを重ねて、と即席のトラック荷台・ジャムが始まりました。言葉が不自由でも一緒に楽しいブラジルライフ、ここでも健在。ほんと、誰でもどこでも一緒にサンバできるから即興タノシーがどこででも始まるこのお手軽加減、スバラシ!!、、、とはいうものの、やっぱりいるんですよ、何も演奏しなければ、踊れないし、サッカーもしないというブラジル人も。やはりサルバドールで友達になったその人には「ブラジル人の価値なし!」と言ってよく笑いました。

そんなこんなで日々を過ごして、2週間もいると、もうパーティーな毎日にへとへと。狂った日々にちょっと風邪も引いたり。カルナヴァルも近づいているので、ここらでちょっとサルバドールの喧騒から離れて、どこか静かで素敵なところでエネルギーを蓄えてカルナヴァルに戻ってこようかなと思い立ち、ちょっと近くの島を調べてみました。やはりホステルで会って気の合ったデンマーク人の友達も同意したので二人で日程を合わせてカルナヴァル前に数日一緒に近くの島、ボイペバに行く事に。


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前回のムーミン似発言に関してちょっと補足しておくと、私ムーミンには似ていません!、、と思うよ。

どっちかというと、友達の子供と遊んでいる時にその子がシュレックの絵本を見ながら、私だと言って指差したのがロバ だったりとか、昔彼氏に言われた、一瞬いい事言われてるのかと錯覚するような台詞「笑顔がチェシャ猫みたいだね。」(→こんなの )とか、そっちの方が我ながら的を射ていると思います。ポイントはおそらく顔半分いっぱいに広がる歯、、笑顔満開かな☆ 

多分言った本人達もどうして似ているかに気づいていない所が逆にストレート過ぎて痛いです。こうなると否定していたカバ似の妖怪の方がよっぽどマシに思えてきました。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 
気を取り直して旅話。

カーニバルをサルバドールで過ごすべく、その2,3週前に飛行機でサルバドール・ダ・バイーアに飛びました。ご存知かと思いますが、ブラジルはでっかいです。確かヨーロッパ全土よりでかいはず。バス移動の人もいるけど、バスでリオからサルバドールまで27時間!!(30時間以上要した人も)とかかかる上、値段もそんなに変わらないので、ここは飛行機でさくっと移動です。

サルバドールはアフリカからの黒人文化が色濃い街です。昼に夜に道や家々からドラムの音が終始響き、そこかしこでカポエラやアフリカンヘアの編みこみをしている人たちや伝統的な服装で屋台で食べ物を売っている人達を見かけます。街は上の町、下の町に分かれていて数箇所あるエレベーターで行き来できます。

私は上の町の中のぺロリーニョと言うところにまずステイ。ぺロリーニョはアフリカ文化の面白いところが詰まったサルバドールの文化の中枢を担っている場所。音楽、踊り、アート、御土産屋、観光客で溢れています。道はかなりでこぼこな石畳の上、急勾配が多く、半日も歩き回ると足がぱんぱんです。でもその石畳のある景観が味があってまたいい感じ。建物もかわいく塗られていたりしてすごくよろしい。

着いた時には何て素晴らしい場所かと思いました。ここで何週間か過ごすことに決めて良かったとワクワク。

翌日からはとりあえずカーニバルに備えて準備です。ホステルスタッフや旅人仲間などからカーニバル情報を収集し始めてすぐ気づいたことは、サルバドールのカーニバルもやはりリオと同じく商業的で、とってもお金がかかるのです。各種チケットしかり、宿しかり。
宿が高いことはネットでチェックしてたので、分かってはいました。ネットではどこももう満杯。でもたいがい行けば何とかなるので、それを期待して現地入りしました。

例えば私がカーニバルまでステイしていたホステルでは普段なら1週間R175の所をカーニバル1週間パックでR850もしました。普段の約5倍。それでももうカーニバル中は予約満杯。完璧リオ並みです。1週間R1000とか10日パックでR2000とかいうツワモノホステルまであって、どれだけこの時期にかけているかが分かります。勿論全部相部屋、2段ベッドでシャワートイレ共有でこのお値段です。ちなみにR1000で6万円にちょっと届かないくらいなので、日本の宿泊事情を考えたらたいした事はないのでしょうが、長期旅行者、バックパッカー達には死活問題です。ホステルの人に、近くにまだ空いてるところがあると言われて見に行ったホステルなど、トンカントンカンとまだ修復工事している部屋に、運び込まれたばかりであろうたくさんの真新しい2段ベッド。 まだ空いてるというよりも、まだ部屋を作ってるという状態。これでカーニバル2週間前です。そうまでしても年に一度の大金を稼ぐ絶好のチャンス。

その後ちょっと歩き回って週R500を見つけました。ぎりぎり2万円台といった感じで割といい値段。しかもその時泊まっていたホステルのカーニバルパックより安いというだけでなく、16人部屋だったそのホステルに比べそちらは1部屋4人。そこに決定です。

さてカーニバルのチケットですが、これがまた高い高い。話によれば、サルバドールのカーニバルは大きいトラックにそれぞれバンドが乗ってそれがパレードでいくつも練り歩き、その周りをブロッコと呼ばれるロープでしきったエリアに入って一緒に着いて行くらしい。また、パレードの道沿いにあるホテルなどから道沿いにカマロッチと呼ばれる専用バルコニーが設置され、そこからカーニバルのパレード全体が見渡せる。

そして、そのブロッコとカマロッチに入るのにそれぞれ専用Tシャツを買わねばならず、それが結構なお値段なのです。ブロッコに入らなくてもパレードは見たりついていけるらしいのですが、なにせ人が多い上危ないというのです。カーニバル6日の間、私はティンバラダのブロッコ1つとカマロッチ2つを買いました。カマロッチは場所によって、ブロッコはバンドによってお値段が違います。ティンバラダはすごく人気のあるグループでチケットもものすごく高かった。一晩で何万円です。今年は Fat boy slim も来ていて、こちらのブロッコは観光客中心に大人気だったけど、それすらもこの地元のビッグネーム(ティンバラダ)に比べたら全然お安い値段でした。

とにかく商業的なカーニバルを回避しようとサルバドールに来たはずなのに、結局ここでリオに引けをとらない結構な散財です。

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リハーサル会場で休憩中に、ホステル軍団の一人、スウェーデン人の女の子に私を見てるとムーミンを思い出すと言われました。
「ええ?!」 と返すと 「いい意味で。」 とさらっとフォローされたのですが、ムーミンに「いい意味」で似ていると言う意味が未だに見出せません。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

気を取り直して最終話。

私のメルボルンサンバスクール時代のダイレクターは生粋のカリオカ(リオっ子)で、中でもマンゲイラの大ファン。なので私たちは当時マンゲイラの曲を中心に、その他のリオのエスコラの曲もたくさん演奏したりしていました。


リハーサルの一つ目のエスコラ、マンゲイラのパレードが終わって次はべジャフローの番。、、、、のはずなのに、聞こえてきたのは、何だか馴染み深いあの歌、、、!!!それは何年も前のマンゲイラのテーマソングであり、マンゲイラの曲の中でも最も有名な曲の一つ、私がメルサンバ時代にもたくさん演奏した曲で、それをベジャフローが先に終わったマンゲイラに敬意を表すトリビュートソングとして自分達のパレード出発直前に演奏していたのでした。そしてそれに合わせて観客も大合唱。もう何だか感激。


これは一言で例えるならば、巨人・阪神戦の親善試合で試合前に巨人の選手達全員がグランドから観客の指揮をとって先導しながら、敵味方関係なくファンが皆で「六甲おろし」を大合唱するようなものです。全然一言で言えていない上、野球に興味のない人にはかえって訳のわからない例えでしょうが、とにかくコレだけで胸が熱くなる私。

周りの人と一緒に馴染みの歌を歌うと、前回登場の大酒飲みおばあちゃん達も上機嫌。何か言ってきますが、何言ってるのか良く分かりません。絶対的に超好意的なのだけは分かります。気分はwe are the worldブラジル版。僕達は一つ!


さて、リハーサル見終わっての感想はと言うと、、、この二つの間なら絶対的にベジャフローの方に軍配。一緒に行ったホステル軍団の皆も、後でやったやつの方が良かったと口を揃えていました。実際見るまでは、審査基準の存在は分かっていましたが、それでもパレードを点数に表せるものだろうかと思っていたのですが、素人目にも結構ここまではっきりわかるものだとは思いませんでした。全体の構成の見事さとか、グループのまとまりとか、パフォーマンスのバリエーションの豊富さとか、諸々が結構見えるもので、これに衣装やなんかの要素が加わってもっと色々違ってくるのでしょうね。



で、今年の本番のカーニバルですが、出場13校のうち、なんとこのベジャフローが1位になりました。マンゲイラは3位。私的にはリハーサルとはいえ、好きなエスコラというだけでなく、その年の1位と3位のパフォーマンスが見られて大満足です。


さて、ここんとこ勝ち続けているベジャフローですが、ちょっとミソがつく裏話。カーニバルの1ヶ月後またリオに戻った時、別のホステルのスタッフのブラジル人と話をしていた時に出た話によれば、現在のカーニバル審査員委員長がベジャフローのえらい人らしい。彼がその位置についてからここ5年の間にもうベジャフローが4回も優勝してるなんて絶対変だよ、と。以前にインペラトレスの連勝時代もやはり、審査委員長がそのグループ出身だったらしく、「もうこんなの、俺はカーニバルなんてどうだっていいんだ!」 と言い放っていました。確かに日本でこんなことが起こったら総スカンものでしょうが、ここはやはりラテンな国、賄賂だってえこひいきだって勢いのままに横行です。


ところで、ブラジル人が皆カーニバル好きかといえば答えはNOで、カーニバルの喧騒がいやで、そういう人達はわざわざ静かなところに逃走。
毎年「ああ、またこの季節が来たあ」と憂鬱になってるブラジル人を想像するのもなんだか楽しい。


最後に、ブラジルの人ごみにはカメラを極力持っていかない私ですが、今回のリハーサルには意を決して持って行きました!が、普段写真をほとんど撮らないので、写真を撮るという行為をすっかり忘れていたのとリハーサルに興奮していたのとで一枚も撮ってないという体たらく。本人的にはMaxで現場を堪能できたので文句なしですが、完全な趣味にはしってる上、写真なしで3回にもわたるこのリポート、最後までお付き合いして下さった皆さん、ご清聴有難うございました。 

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リオのカーニバルのリハーサル編 その2です。

運良く大好きなエスコラのマンゲイラ とべジャフローの日にリハを見に行けることになった私とホステル軍団。地下鉄で向かうと、駅を出たところからもうすごい人!駅からサンボドロモ会場まで立派に屋台もたくさん出ていて、リハーサルと言えども、皆もうお祭りする気満々です。駅を出てすぐに会場であるサンボドロモが見えて、チラッと見える観客席には旗を振っている人たちで埋め尽くされていて、ここで既におおーっ!と無性に駆り立てられる私。

サンボドロモに到着するも、開始時間近くに行ったので、どこも既に人数制限してるのかあちこちのゲートがしまっていてなかなか入れない。各地で入れろ入れろ!の大コール。皆でゲート難民です。どこのゲートがまだ開いているか分からないので、えさを探すアリ達のように誰もが思い思いの方向へ右往左往。私たちも人ごみの中、スタジアムの回りをあっちへこっちへ入り口めざして徘徊すること20分あまり、終に今正にゲートを開けるという所に遭遇。でも、突然一つ開いたので、その周辺の例の「さまよえることアリのごとき」の群集が餌を見つけたアリの大群のようにどっと押し寄せ、その怒声とも歓声ともつかない雄たけびと共に狂喜乱舞になだれ込んむ。その様子に私たちツーリストのみならず、一緒に行ったホステルスタッフのブラジル人さえもちょっと引き気味。ちょっと乱闘気味な所まで。もうこんな所では公共マナーも何も通用しません。弱肉強食、サバイバル、入った者勝ちのシンプルな世界。

どうするどうする?としばらく考えたあと、皆で手をつないで突撃。押し合う集団と叫び声にもみくちゃにされながらなんとか潜入成功。連れてきた責任もあるし、とりあえずみんな無事に入れて良かったとホステルスタッフが一番心配していました。でもこの場所、あとでパンフチェックしたら、このサンボドロモの中でも一番いい席(本番で一番高い席)のエリアだったみたいで、ラッキーでした。


私達の周りにはその日1番目のエスコラのマンゲイラのファンがいっぱいでその旗を振る人で溢れています。一緒に行ったスタッフの一人はその日の2番目のエスコラのベジャフローのファンというだけでなくアンチ・マンゲイラでもあるらしく、「落ち着かない。」とそわそわしていて面白かった。とにかく暑い日で周りにいたおばちゃんというかおそらくもうおばあちゃん的なご婦人方とその家族のビールの消費量がまあすごい。このおばあちゃん達、息子であるだろうオヤジと対等か、それ以上に飲みまくっては歌って踊る。超元気です。そういえば、この会場では1時間半踊り続けるパレードのダンサーよりも何よりも、このドリンク売りが一番大変そうだった。立っているだけでクラクラくるような超熱帯夜、しかもただ手ぶらで歩いて回るだけでも大変な人ごみの中、ドリンクと水や氷がたっぷり入ったクーラーを頭上に抱えて、ホントに滝のように流れる汗をモノともせず人ごみの中を売り歩く。罰ゲームにも程がある。


パレードは各エスコラその年のテーマがあり、幾つかのセクションに別れてそれぞれ違った振り付けや衣装でパフォーマンスしながら一つのストーリーを構成していきます。一つのエスコラのパレードが一時間半もあって、びっくり。よくこれだけの人やセクションをオーガナイズできるものだと超感心。ブラジル人なのに(笑)、、、ってのび太のくせにみたいな。時間によっても減点とかあるみたいで、結構時間通り。ブラジルなのに、、、またまた失礼。本番では一日にパレードするエスコラは7つ位のはずだから、全部通して見るには優に10時間は超えます。パレード来る時は皆立って見てるし、踊ってるし、この暑さの中ではちょっと有り得ないエネルギーが必要。だから当日は皆好きなエスコラの時間中心で来て全部見ずに帰ったり、様々らしいです。でも全部見る人もいるんだろうな。


リハーサルの段階ではリオのカーニバルの名物であるコスチュームは完璧ではありません。着ている人達もいますが、全員ではありません。冗談抜きでまだ作っていたと思います。カーニバルの2,3週間前だったし。山車も各エスコラひとつずつで、人が乗って歌ったりするステージ付きの大型トレイラーも一つを各エスコラでシェア。そういうわけで、見かけの華やかさはやはり本番とは比べようもないでしょうが、ダンスの振り付けや並んで歩く隊列など全てばっちりだったし、カーニバルがどのように行われるのか見るのには十分で、すごく楽しかったです。一緒に行ったブラジル人スタッフも、リハーサルには始めてきたけどこんなに本番みたいにちゃんとやるとは思わなかったと言ってました。



ここで、リハーサルリポート終了までもうちょっとですが、恒例の つ・づ・く! 


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リオといえばカーニバル、カーニバルと言えばリオというくらいその名が全世界に響き渡っているリオのカーニバル。


今回ブラジルに入るとき、決まっていたのはおよそ2ヶ月という滞在期間とリオとサルバドールには行くという漠然としたもの。カーニバルをどこで過ごすかも決めていなかった。3年前にブラジルに来た時に仲良くなったマンゲイラ(リオのメジャーなサンバスクールの一つ)のタンボリムリーダーに再会できれば泊めてもらってそうでなければサルバドールに行こうかな位の漠然なる目論見。


なにせ、このカーニバル、カルナバル、カルナヴァル、、、と表記の仕方は色々ですが、この祭り期間のリオの宿が年末年始同様、高いったら高い!高すぎ!私が常々ご愛用のバックパーカース、安ホステルですらも普段の4倍、それ以上に跳ね上がるのです。しかもこの期間中1週間とか5,6日セットで予約しなきゃならない所がほとんど。1週間宿泊しなくても1週間分払わなくてはなりません。シャワー・トイレ共同で2段・3段ベッドの10人部屋とかで普段なら一泊一人1700円位のところが一泊一人7000円以上とかになったりします。何人部屋になろうとも一人当たりの宿泊費は同じなのですから、もうそりゃどこもベッド詰め込めるだけ詰め込むってもんです。世界各地から観光客がやってくる1年で最大の稼ぎ時なので、これを使わない手はありません。安宿ホステルのドミトリー(相部屋)でこれですから、普通のホテルの宿泊代など推して知るべし。調べてすらいません。、、、実は割とまともな値段だったりして。


で、食中毒したりしてる間に日にちは経ち、3年前に会ったそのタンボリム奏者の当時の家には行ってみたのですが、彼も既にどこかに引っ越した模様。さらに、この高い宿泊費問題に加えて、商業的にモダン化されたカーニバルより、現地の人の熱いエネルギーそのままがみなぎる土着の祭りがみたいと言うのも手伝ってカルナヴァルはサルバドールに行くことに決定!世界的にはリオのカーニバルが有名ですが、ブラジル国内では参加型のサルバドールのカルナヴァルが人気が高く、リオの人ですらそこが一番と言う人も少なくありません。


早速サルバドール行きのチケットなど買いました。、、、それでもやはり、ここまで来たからには”リオのカーニバル” も見てはみたいよねえ、という気持ちもなきにしもあらず。そんな時ホステルのスタッフが、各エスコラ・ジ・サンバ(注1)がカルナヴァルの数週間前から当日と同じ会場で週末毎に割り振りでリハーサルを行うという情報をくれました。しかも無料!!!カーニバル本番のチケットはその宿泊費同様、席にもよりますがかなりの額になったりします。

早速、私がサルバドールに出発する前の週末にリハを行うエスコラのスケジュールを調べて見ると、、、、なんと私が好きなエスコラ二大巨頭といえるマンゲイラとベイジャ・フローのリハが同日に、しかも私の出発日の前日に行われるではありませんか!!すっごいラッキー!即座にこの日にリハに行くことに決めると、教えてくれたホステルのスタッフもベイジャ・フローのファンなので一緒に来るといい、その他の宿泊軍団も皆で一緒に来ることになり、またまた大団体で出かけることになりました。


と、ここまで書いて、いい加減疲れたのでまたまたつ・づ・く。 「リハーサルに行く」リポートごときで2回に分ける、長文大魔王。


(注1への注釈)リオのカーニバル豆知識。リオにはエスコラ(フルネームだとエスコラ・ジ・サンバ)と呼ばれるサンバスクールがいくつかあって、カーニバルにはそれがサンボドロモというカーニバル専用に建てられた会場をパレードしてその順番を競うのです。街のあちこちやビーチでも何かとパーティーで賑わうようですが、通常リオのカーニバルとして世界に配信されている映像はこのパレード風景です。以前は普通の街をああして練り歩いて市民皆が熱狂しているものだと思っていたので、これを知った時にちょっとがっかりしたのを覚えています。それが私が言った商業的にモダン化されたカルナヴァルの意です。特設会場を練り歩くパレードと高いチケットを買って会場に入った人のみが見られるという商品化されたお祭り。ちなみに、カーニバルをリオで過ごしていないので何ともいえないので、次はリオでカルナヴァル中に会場以外でのストリートやビーチでのパーティーがどの位すごくて楽しいのか見てみたいです。カーニバルについてさらに興味のある方は詳しい情報はここ とかこちら とかで見てみて下さい。その他でも検索すれば色々あるはず。



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